「遠いもの」へのあこがれ、学びの道、
「自分自身」になる
3年の星占い 2024-2026 蟹座
石井ゆかり 著
710円 + 税
2023年11月10日 発売
内容紹介
3年に一度発売される人気シリーズ
累計部数500万部超・石井ゆかりさんの人気シリーズ最新版。
2024年からの蟹座の3年間を、美しい文章で紡いだ1冊です。
単純明快な「こたえ」をくれるのではなく、やさしく深く希望に満ちた「言葉」で3年間を表現。あなたが、自分の足で歩くことを応援する「占い」です。
2024年~2026年の風景を「絵」から読み解く
シリーズ4作目となる今回は、巻頭の美しい「絵」から始まります。各星座の3年間の「シンボル」を表した絵です。本書で描く希望のイメージが読者の心に残るように、という著者のアイデアによるものです。
作画担当は画家の中野真実さん。美しい細密画で奥行きのある世界を表現してくれました。カバー絵だけでなく、本文中の線画も繊細で心に残ります。
何度も読めて、「過去の振り返り」も楽しめる
占いは「未来」を示すものとされますが、この「3年の星占い」においては、過ぎ去った日々の「答え合わせ」をする方も多いようです。現在・過去・未来、何度も読めるやさしく深い文章です。
編集者より
本書の制作時、原稿整理をしながら、好きな文章を抜き書きしていました。もったいないなあ、という気持ちで。「占い本」なので、該当星座の人にしか読まれないのが惜しいと思ったのです。
抜き書きから少しだけご紹介すると……
――人が生きているということが無条件で全肯定されなければ、「人の役に立つ」ことも意味がないのです。価値がないものを守るのは価値のないことだからです。人が生きていることが絶対的に尊く、かけがえがない、と認められてはじめて、医療者や介護者の仕事が尊く意義ある仕事だと言えます。
(蠍座)
――ひとり静かに自分と語り合う時間を持ち、自分自身の考えを大切にし、人を助けたり、人に助けてもらったりする経験を積むことで、「心のなかの避難所」が建設されていきます。
(牡羊座)
――現代社会では何か行動を起こそうとするとすぐ「なんのために?」と訊かれます。ですが旅は、旅、それ自体のための活動です。
(双子座)
――少なくとも、丘の上を目指して登り続けた、という経験は、かならず自分自身のものになります。あの神秘的な存在を目指して学び、旅をし、自分を省みながら努力したプロセスの全体が、「自分自身」に組み込まれます。
(蟹座)
こんなふうに、直接的な「占い」ではない部分も、キラリと光る表現や気づきを得るヒントにあふれていました。
そんななか、デザイナーの石松さんから「文字数長めのコピーレイアウト案」が送られてきて、おお!あれ(抜き書きの原稿)が使える!と喜びました。
占い本なので、ご自分の星座をご覧になると思いますが、表紙だけでも12冊すべてを見ていただけたらうれしいです。美しい細密画、ぐっとくる文章が、小さな面積にぎゅっと詰まっています!
(担当編集)
絵:中野真実
装丁:しまりすデザインセンター(石松あや)
もくじ
はじめに
第1章 3年間の風景(「遠いもの」へのあこがれ・新しい運命と出会う・学びの道・自信のありか・「降りてくる」インスピレーション・他者へと向かう欲・「自分自身」になる・仲間と出会う・過去との決別)
第2章 1年ごとのメモ(2024年・2025年・2026年)
第3章 テーマ別の占い(愛について・仕事、勉強、お金について・家族、居場所について・この3年で悩んだときは――「成長」について)
第4章 3年間の星の動き
第5章 蟹座の世界
おわりに
巻末折込図表(木星の時間・土星の時間)