だれよりも臆病なくせに、
だれよりも、危険な場所につっこんでいく。
「母性的」なんて、とんでもない! 蟹座の勇敢な愛の世界。

蟹座

すみれ書房版12星座シリーズ 蟹座

石井ゆかり 著

1180円 + 税

2025年9月22日 発売

内容紹介

――蟹座の人々は身内と他者をハッキリ色分けしてあつかいますが、その分ける作業は、決してかたくなではなく、固定的でもありません。ちょっとしたことで「他 人」が「身内」になります。
蟹座の人は、慣れ親しんだ場所や好きなお店に繰り返し出向き、いつも同じも のを食べたり見たりするのが好きです。
でも、それが一定期間繰り返されると、ある日突然、まったく違うものにその 気持ちが移ります。
そしてまた、それを一定期間繰り返すのです。――

蟹座について、1冊まるごと言葉を尽くして語られた名著。深く知的なまなざしで、蟹座の人の生まれ持った性質を見つめる。単なる「性格占い」にとどまらない、独自の世界観が、占いやスピリチュアルが苦手な人にも愛されている理由。

プレゼントに喜ばれる本!

マイナスなことが書かれておらず、「あなたはこういう人」という決めつけもないので、贈り物として喜ばれる。美しい装丁&文庫サイズのハードカバー造本で、雑貨としてのかわいさも大好評。

50ページの大増量! 最高傑作となったすみれ書房版

120万部突破のベストセラ―「石井ゆかりの12星座シリーズ」のすみれ書房版。「職業、仕事」、「あなたのもうひとつの星」、「成長のプロセス」「年齢ごとの風景」など、50ページの増補がなされ、「蟹座」の象意をゆたかに表現したイラストも新たに収録されている。

イラスト:スドウピウ
デザイン:しまりすデザインセンター(石松あや)

編集者からのコメント

前職で担当し、大ヒットとなった石井ゆかりさんの12星座シリーズ。新たにすみれ書房版を出させていただくことになった。いちばんの動機は、新たな読者に読んでほしいということ。書店にもう一度並べていただき、この名著を知らぬ方に届けたい。
「せっかく出すならば、旧版を超えたい」と、石井さんをはじめスタッフ一同、熱い気持ちで制作に取り組んだ。その結果、原稿は全編書き直し、スドウピウさんによる描きおろしイラストの収録、『FIGARO』ムック他から50ページの大増量と、一般的な増補版のイメージをはるかに上回る内容となった。

のっけから「なぜ蟹座が母性的だと言われるのか」の理由が、かなりのページを割いて説明されている。一般的な意味の「母性的」ではないという言及が、とてもおもしろいので、蟹座以外の人にも読んでいただきたいなあ。
また、同じ水の星座の「蠍座」「魚座」とあわせて読むと、水(感情)の扱い方がそれぞれに違っていて、その「差」をこんなにうまく言葉で言い表せることに感動する。全星座コンプリートした、という読者が多いこのシリーズ、自分の星座以外も楽しめるのだが、水の星座の3作を読むと、表現者であり文章職人である石井ゆかりさんの「技」をいちばん深く味わえると思う。
(編集担当)

目次

蟹座の風景
蟹座の分類
場所

そのほか蟹座の世界に属するもの
価値観
行動パターン
蟹座tips

嫌いなもの
のびのびできる場所、窮屈な場所
恋をしたとき
職業、仕事
落ち込んだとき
才能の輝き
失敗するときの傾向
チャームポイント、体質
蟹座のことば
蟹座を支配する星
あなたのもうひとつの星
蟹座の神話
蟹座と、ほかの星座の人々
成長のプロセス
子ども時代の蟹座
年齢ごとの風景
大切なひと
太陽星座早見表

著者プロフィール

石井ゆかり(いしいゆかり)

ライター。星占いの記事やエッセイなどを執筆。情緒ゆたかな文体と知的なまなざしで星
占いを表現し、従来の占い本とは一線を画した独自の世界観をつくる。著書累計540万
部(2025年8月現在)。『月で読む あしたの星占い』『新装版 12星座』「3年の星占い
2024-2026」(すみれ書房)、『星占い的思考』(講談社)、『禅語』『青い鳥の本』(
パイインターナショナル)、『星ダイアリー』(幻冬舎コミックス)ほか多数の著作があ
る。
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